2008-09-26

PubMedの検索結果をRSSで取得する

おなじみ、PubMedの画面です。

検索ワードを入力し検索します。

検索結果が表示されたら[Send to]から[RSS Feed]を選択します。


記事数が一定数を超えたら制限するように設定できますが、まあmax100にしておいていいと思います。さらにFeedのタイトルを設定します(あとでいくらでも変えられると思います)。そして[Create Feed]ボタンを押すと、次のような表示が現れるの、

XMLと書かれたオレンジ色のリンクをクリックします。すると、


Feedが作成されるので(画面はFirefox)、お好みのFeed Readerに登録。

完了です。

この方法を使えば、RSS, ATOM配信をしていない雑誌のFeedを作成することができるます。自分にとって最適なFeedを作成するにはこちらを参考にしてみてください。

もちろん各ジャーナルサイトでRSS配信をやっているところはあえてこの方法を使う必要ないです。

が、

自分の場合は、各ジャーナルのFeedと各キーワードのFeedを、織物の縦糸と横糸のように配置して購読しています。こうすることで、自分の関連する論文を漏れなくチェックできるようになるんです。

いかがでしょうか?

2008-09-22

PubMedで賢く検索する方法

演算子とタグ。この2つをうまく組み合わせれば膨大なデータベースの中から自分の欲しい論文の情報を素早く検索することができると思います。

まずは「AND」「OR」「NOT」。必ず大文字です。

例えば、「
platelets AND (integrin beta3 OR CD61) NOT endothelial cells」という検索をした場合、どのような論文はヒットするかというと、plateletsを含み、integrin beta3CD61のどちらかあるいは両方を含むが、endothelial cellsは含まない論文がヒットします。(これだけの条件でも500報を超える論文がヒットしますね。。。)

もうひとつタグについて
タグは検索語の語尾につけます。また、タグは小文字でも構いません。 PubMedの検索窓で使用できるタグはたくさんあります。詳しくは下のリンク先を参照してください。

Search Field Descriptions and Tags

以下、私がよく使う代表的なタグです。

[AU] 著者検索
「山田太郎」さんの場合、「yamada t [au]」で検索します。ただしこの場合、同姓同名の人はもちろん山田(たけし、たかし、としゆき等々)さんは全員引っかかってくるので注意が必要です。 実際には2人以上の人名かほかの検索語と一緒に使うことが多いですね。文献紹介の前なんかにその論文の著者たちがどのような仕事をしてきたか、なんかを調 べたりするのに便利です。First authorは[1AU]です。

[TA] ジャーナル名での検索
雑誌名で検索。「Nature Medicine」の中から検索したい場合、「nature medicine [ta]」あるいは「nat med [ta]」で検索します。journal名は省略形でも可能です。PNASは「pnas [ta]」でいける。れも、他の検索語と一緒に使うことが多い。

[PMID] ユニークID
PubMedに登録されている論文にはすべて、固有のIDナンバーが割り振られているが、これがわかっている場合、これを入力すれば一発で目的の論文にた どり着ける。ただし最近は、数値だけ入れたら勝手に[uid]タグが付与されて、ID検索ができる模様。検索窓に「1000000」等と入れると PubMed IDのキリ番ゲッターを検索することができます。

[TI] タイトル中にある語句
タイトルに限定して検索したいときに使います。アブストラクトまで含めたい場合は[TIAB]です。タイトルにneurogenesisという語句が入っている論文を探したい時は「neurogenesis [ti]」で検索します。

PubMedの検索アルゴリズムもどんどん進化しているようで、最近では雑誌名とボリューム、先頭のページを羅列するだけでも、かなり正確に検索結果を返してくれます。

例えば、Nature Vol.455 Page 383- だと、「nature 455 383」と入力するだけで大丈夫です。これは便利ですね。(ほかの論文もヒットしてきますが。。。)

ほかにも、いろいろタグがありますし、いろいろとやってみると面白いかと思います。こういうやり方が便利だよ、って言うのがあったらぜひ教えていただきたいです。

2008-09-14

iPhone 2.1アップデートで日本語入力、電波状況表示が大幅に改善したっぽい。

9/9のアップルのイベントで告知された通り、iPhoneのソフトウェアアップデートバージョン2.1がリリースされたので適用してみました。

まずこれが、iPhoneを買ったばかりの頃のバージョン2.0.1。
日本語入力が激重。短いメールを送るにもストレスフルでした。Safariも落ちまくり。

 
そして、2.0.2。

 
日本語入力はかなり改善されました。 Safariはページによっては落ちます。
そして、今回のバージョン2.1。
 
日本語入力が大幅に改善、というか変更されました。
 
これまではこんなに長い文章をそのまま変換できなかったのですが、いきなりの大進化です。
さらにさらに、各画像の左上隅に注目。これらのスクリーンショットはすべて自宅のコンピュータの前の同じ位置で撮ったものですが、2.0.1、2.0.2のときにはアンテナが3/5本だったのに対して、2.1にしてから5/5本立っています。
「バッテリー寿命の劇的な向上」は強調されているほど体感はできなかったです。

*追記
twitterで答えてくれた方がいたのだが、どうやら電波感度は変わらず、アンテナ表示のみかより正確になっただけらしいので、誤解なきよう。

2008-09-01

iPhoneが突然3Gネットワークに繋がらなくなった件。

さてiPhoneを買ってまだ1ヶ月もたってませんが、早速復元作業が必要な状況が訪れました。

症状を簡潔に述べるならば、3Gネットワークに繋がらなくなった、ということです。

iPhoneの画面一番上の帯には左から、アンテナ(5本)、キャリア名(Softbank)、通信形式(3G or Wi-Fi)と表示されてると思います。Wi-Fi下にいたのでしばらく気がつかなかったのですが、突然SMSが送信できなくなりました。なぜだろうかと思いつつも、Wi-Fiエリアの外に出ると、「Softbank」の表示の隣に表示されるべき3Gの文字が表示されておらず、電話をかけてみても電話がかからない。そのうちに圏外になり電波が戻ってくることはありませんでした。

帰宅して、自宅のWi-Fi環境戻っても、Wi-Fi接続はできるものの3G圏外のまま。ちなみ、関連があるのかどうかは謎ですが、ディスプレイの明るさ調整ができなくなるという症状も併発しました。どうにも理由がわからないので母艦のiTunesから復元後、バックアップと同期しなおすと無事に回復しました。改めてiPhoneはいわゆる「ケータイ」という認識を持って接してはいけないなぁと思った次第です。

やはりiPhoneを電話のメインマシンとして使うのは現段階ではちょっと危険なのでしょうか?外出先で電話が不通になったら、さすがに困ります。復元作業で元に戻ったのでソフトウェア的な問題でしょうか?アップデートが行われれば、もっと安定してくるのでしょうか?