タミフルは悪か?
何かと世間を騒がせているタミフルだがどうやら耐性ウイルスが確認されたようだ。
ウイルスにしろ細菌にしろ、点変異や組換変異によって変異を起こし薬剤に対して耐性を示すようになることはある。そういう点で、ある意味いたちごっこの側面があり、耐性を獲得したウイルスなり細菌なりが抗ウイルス薬や抗生物質の存在下では選択的に生存できるために、集団感染等につながりやすい。
タミフルといえば、異常行動との関連性があるのかどうかについて興味深い。現在のタミフルと異常行動との関連性の調査がどのように行われているのか詳しくは知らないが、おそらくインフルエンザ患者のうちタミフル服用者と非服用者とで、異常行動が現れた患者の割合を統計的に調査しているのだと思うが、これを分子生物学的に解明しようと思ったらどうしたらいいのだろうか。
昔からインフルエンザ脳症等のウイルス性脳症がみられることはわかっているが、どうやらウイルスによる脳血管障害説など諸説あるようだが原因はいまいちよくわかっていないようだ。ウイルス性脳症とニュースを騒がせている異常行動との関連性もよくわからない。
ここからは妄想にすぎないが、仮にタミフルが異常行動を引き起こすとすると、タミフルが結果的に中枢神経系に作用しうる何かをミミックするということなのだろうか?
解明されるのを待ちたい。
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